甘いチョコレートと苦い自省

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いただきものでチョコレートをいただきました。

生徒にも配りながら美味しくいただきました。

私自身は甘いものが好きな質ですから大変にありがたいお気遣いでした。

チョコレートはとまらない。

食べ始めるとついつい2個、3個と手が伸びてしまうのがチョコレート。

甘いものは大抵そうなのですが私の場合チョコは特にそうである気がします。

あかんなぁとは思いながら、あかんとわかっているのだとそう思うことを免罪符にして、

実は止めるやめるつもりのない本心があったりなかったり。

チョコレートがとまらないのはなぜ

なぜチョコレートがとまらないか。

糖質と脂質のバランスがいい食品だからというのが一つの理由だろうと思います。

特に糖質は疲れた頭と体が自然と求めているのです。

まぁ、意思薄弱だ!といわれたら…そこまでかもしれません。

ただ、意思も薄弱になろうというもの。

根源的な欲求は「強い」

血糖値を下げるホルモンは唯一インスリンだけということは御存知のことと思います。

本来、人体にとって血糖値は下げるよりは上げておきたいものです。

また、個人的な見解かもわかりませんが、チョコレートは香りがよい食品ですよね。

嗅覚は発生学的には古いらしいので、素人考えですが、チョコレートの香りは人間の原始的な部分に働きかけているようです。

人に働きかける効果が「強い」。

心地よい感覚、に人は惹かれる

人は理性的な価値観でもって自身の行動を決めることができます。

ただ、いつもそうとは限らない。

むしろそう思い込んでいる場合が多いように思います。

心理学では感覚を「快」か「不快」に大別する考え方があるそうです。

心地よくなければ気が向かないのは当然のこと。

何が心地よいかはその人の好みでしょうが、なんとなく良いという感覚で人は動いているようです。

楽しい、で人を動かす

教育の役割の1つに、理性的な価値観でもって自らを律し、正しく社会に参加することを教えることがあると思います。

ただ、教えるときには楽しくないといけないようです。

勉強しろ、点数をとれ、では生徒は動いてくれない。

高校や大学の進学、就職、あるいは将来の夢さえ、本当の意味で生徒には響かないことがあるのが現実です。

ほめられてうれしい、この先生とならなんか楽しい。

そうした本能的な欲求は理性を超える「強さ」がある。

本能的な、本音を捉えて、応えて、正しくくすぐる能力が教育者には求められているのでは、とチョコとお茶の一服の合間に。

 (文責:古川恭平 2020年11月10日)



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